文化書道高等書道講座考査 楷書課題 恭泉書
小学校一年生の秋、
周りのお友達が数人ピアノを習い始めていて、
母に、私もピアノか何か習いたい!と申し出たところ、
数日後、真っ赤なバックに入った書道道具が用意されてました。
母から、
ピアノやエレクトーンも習わせてあげたいけど、
うちには買えないから、お習字でいいでしょ(満面の笑み)と。
小さな私は、うん!と笑顔返し。
真っ赤なバックを開けて見ると、
きれいな緑色の下敷き。
真新しい筆。
海苔巻を巻くような筆巻き。
つるつるの硯。
なんだかよくわかんないけど、やってみたい!と思ったのでした。
まもなく近所にできたばかりの書道教室に3人目の生徒として通い始めました。
そこが、文部省書き方手本筆者西脇呉石先生の書風を受け継いだ、クセのない正しく美しい文字の文化書道を教えてくれる書道教室でした。