よろこぶ可し嬌女の面、
笑よう自然に開く、
神人の意を感動して、
能く福祉を招き来る。
一揮墨竹を描く。
筆下風を生ぜんと欲す。
ちくちく凌雲の気。
収め来る尺幅の中。
たとえ一つでもいい所ある人は稀なのに、
他人に対してそんなに多くを求めては
いけないよとおっしゃったっけ、わが父は。
白鴎影外一帆過ぐ。
遠々たる漁邨渚波に接す。
江上の清風誰か領受する。
緑陰の両岸に釣竿多し。
廟堂に器有り太だ珍奇なり、
満つれば則ち覆り虚しければ則ちかたむく。
先進人を導くに何んぞ懇切なる、
伝えて処世の一しん規と為す。
こんな感じで仕上げました。
お題の中で、
かな文字の内容がとても好きです。
一つでもいいところがあればいいですよね。
他人にそんなに多くを求めてはいけないですよね。うんうん。
私は求めすぎなのかな・・・?苦笑
さて、
自分では、隷書がけっこうお気に入りです。
でも、どの作品も今の自分の出せる力を出し切ったものです。
毎度のことながら、落款印を押すとき、
とっても緊張しました〜(^^;)