やっと仕上がって発送してきました。七段検定作品です。
合格するといいなぁーー。5枚全て揃ってから、落款印をベシベシと押してたんですけど、気持ちは合格印を押してるつもりで(^^;)
この落款印、緊張するんです。。一生懸命書いた作品に、ベシっと押す時、かなり手に汗握ります。。
右上に押してある、引首印(冠帽印)は「彩香」って文字です。先生と一緒に考えました。女性らしい優しい漢字を。
さて、作品です。
第一問
読み:君に勸む、金屈巵(きんくつし)。満酌(まんしゃく)辞するを須(もち)ひず。花發いて風雨多し。人生別離足る。
第二問
読み:曽(かつ)て稱(しょう)す君子の樹。肯(あえ)て受く大夫(だいふ)の封(ほう)。聳立(しょうりつ)す高さ千尺。貞心(ていしん)獨り冬に傲(おご)る。
第三問
読み:初日石梁(しょじつせきりょう)の上。尚(なお)傳(つた)ふ洗墨(せんぼく)の池。故山歸(かえ)ると未だ得ず。空しく和す淵明(えんめい)の詩。
第四問
読み:冷色初めて澄み一帯の煙。幽聲(ゆうせい)遥かに瀉(そそ)ぐ十絲の弦。長(とこし)へに枕上に来って情思を牽(ひ)き。愁人をして半夜眠らしめず。
第五問
歌意:箱根の山路を越えてくるとふいに伊豆の海の大きな風景がひらけ、沖の小島には波が白く打ち寄せているのが見えるよ。
どれも難しかったです。。一番苦労したのは第五問のかな文字かなぁー。
第一問の筆づかいも苦労しました・・><
今回はこれが精一杯かなーって思います。
大人になって書道を再開してやや10年たちます。ほんとに奥が深くてまだまだだなーと思い知らされています。ま、ともあれ今日はお酒でも飲んでゆっくり休もうかな〜(^^)